若い時は大丈夫でも!?チャットでの不規則な生活から、気を付ける~生活習慣病~
こんにちは!ちょこ札幌事務所スタッフです。チャットレディとしてお仕事をしていると、どうしても不規則な生活になりがちです。チャットのゴールデンタイムが夜帯なため、そこを狙って稼ぐ人が多く、帰宅も深夜になりがち。若い時は大丈夫でも、将来の健康に不安、もしくは、現在不安を抱えている方もいらっしゃると思います。今回は、生活習慣病や健康診断について詳しく記事にしてみました。きちんと知識を持ってケアしていれば、安心してお仕事に臨めると思います。ではご覧ください。
1.「病気になるにはまだ早い」は大間違いだった
皆さまは、毎年健康診断を受けていらっしゃいますか?その結果を、見なかったことにしていませんか?
私はこの度の健康診断にて、LDL(悪玉)コレステロールと血液中の中性脂肪(トリグリセライド)が基準より高い、そしてHDL(善玉)コレステロールが基準より低いと診断されました。よく言われる「コレステロールが高い」とは今のこの私の状態であり、“脂質異常症”と言うようです。
この脂質異常症になると、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こすリスクが高くなります。HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪のバランスの異常が、間接的に動脈硬化を促進するものだとされています。このコレステロールが高くなる背景には、遺伝的要素や食習慣、運動不足、または肥満などが挙げられます。食事療法、運動療法、薬の服用によって、血液中の脂質の値を適切な範囲に、そして長い期間に渡って保っていくことが必要な病気だそうです。私は薬を処方して貰って治療を進めることになりました。
前々から、要経過観察と言われていたため、少し気に掛けてはいました。もちろん「もうあの頃のように若くはない」と、そう自覚もしていました。しかし、働いていた頃の私には正直、あまり気に留める時間と余裕がありませんでした。毎日仕事と家事の両立に追われ、気が付けば二人の子どもたちは今や立派な社会人です。そこでようやく、私は自分自身の体に目を向けることができたのです。
2.生活習慣病とは一体
“生活習慣病”とは、生活習慣が原因で起こる疾患の総称を指します。食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの日々の健康的とは言えない生活習慣が深く関与しており、重篤な疾患の発症の原因となることが何よりも大きな問題です。私がまだかつて若かった頃は「成人病」と呼ばれていましたが、成人であっても各々が生活習慣の改善により予防可能であり、また成人でなくても発症する可能性があることから、1996年に当時の厚生省が「生活習慣病」と呼び名を改称することを提唱しました。つまり逆に言えば、生活習慣を改善し次第で発病を防ぐことができる病気という言い方もできます。また、発病した後の経過は、生活習慣によって大きく左右されることが少なくないと言います。
このような状況をふまえて、現在、日本では「21世紀における国民健康づくり運動」略して「健康日本21」が行われています。この「健康日本21」では、主要な生活習慣病を 「NCDs対策」という枠組みで捉え、取り組むべき必要な対策を示しています。
WHOの定義では、不健康な食事や運動不足、喫煙、過度の飲酒などの原因が共通しており、生活習慣の改善により予防可能な疾患をまとめて“NCDs”として国際的に位置付けています。NCDsとは、Non Communicable Diseasesの略で、日本語では“非感染性疾患”の意です。
生活習慣病を含む慢性疾患の発症や悪化は、個人の意識と行動だけでなく、個人を取り巻く社会環境による影響が非常に大きいと考えられています。地域や職場などの環境要因や経済的要因といった幅広い観点から、包括的に施策を展開し健康リスクを社会全体で低減していくことが、近年国際的な傾向にもなっているようです。
3.主な生活習慣病の種別
日本人の三大死因であるがん・脳血管疾患・心疾患、さらに脳血管疾患や心疾患の危険因子となる動脈硬化症・糖尿病・高血圧症・脂質異常症などは、いずれも生活習慣病であるとされています。19世紀まで人類の健康上の課題は感染症の克服でしたが、この課題がほぼ解決した先進諸国では、20世紀以降に疾病構造が大きく様変わりして、生活習慣病が主たる死亡原因となっています。
では、この生活習慣病にはどのような種類があるのでしょうか。主なものをいくつか見ていきたいと思います。
a.糖尿病
糖尿病とは、血液中のブドウ糖の濃度、つまり血糖値が高くなり過ぎる病気です。初期には症状が殆どなく気が付きにくいですが、進行すると動脈硬化が進み、脳卒中や虚血性心疾患になりやすくなります。また三大合併症として、網膜症、腎症、神経障害があり、失明や透析に繋がりかねない病気でもあります。
b.高血圧
日本人の高血圧の最大の原因は、食塩の摂取量が多いことだと考えられています。また若年・中年の男性では、肥満が原因の高血圧も増えています。男性だけに限らず、飲酒や運動不足も高血圧の原因です。高血圧は、喫煙と並んで、日本人にとって最大の生活習慣病リスク要因です。
c.脂質異常症
LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪の血中濃度の脂質の値が基準値から外れた状態を、脂質異常症と言います。このうち、メタボリックシンドロームの診断基準に用いられる脂質の指標は、HDLコレステロールと中性脂肪です。これらはいずれも、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の促進と関連しています。
d.虚血性心疾患
喫煙やLDLコレステロールの高値、高血圧、メタボリックシンドロームなどにより心臓の血管の動脈硬化が進行すると、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患を引き起こしやすくなります。
d.虚血性心疾患
狭心症は動脈硬化などによって心臓の血管(冠動脈)が狭くなり、血液の流れが悪くなった状態です。一方、心筋梗塞は、動脈硬化によって心臓の血管に血栓(血液の固まり)ができて血管が詰まり、血液が流れなくなって心筋の細胞が壊れてしまう病気です。
e.脳血管障害
脳血管障害(脳卒中)には、脳の血管が詰まる脳梗塞と脳の血管が破れる脳出血、くも膜下出血があります。いずれも高血圧が最大の原因です。高血圧が長く続くと、動脈硬化が進行し、やがて脳の血管が詰まって脳梗塞になります。高血圧の程度が強い場合、脳の血管が破れて脳出血になり、また脳の血管の一部分に動脈瘤ができて破裂して、くも膜下出血になります。
f.高尿酸血症
血液中の尿酸が高い状態が高尿酸血症です。痛風や腎結石、尿路結石の原因であるほか、高尿酸血症がある人では、肥満や高血圧、脂質異常症、高血糖を複合的に合併することが多くなっています。
4.自分の体と向き合うということ
新型コロナウイルス感染者拡大による緊急事態宣言に伴い、健康診断は殆ど一時中止せざるを得ませんでしたが、指定医療機関での個別健診は準備が整った医療機関から再開されています。
やっと仕事と子育てから解放されたはずが、さらにやって来たこの憂鬱な現実から思わず目を背けてしまいたくなります。しかし、私はこれからの自由な余生を全力で楽しむために、自分の体調とはしっかりと向き合わねばなりません。
仕事をしていた頃にはどうしても手抜きをしてしまっていた料理にも、これからは気を使ってみようと考えています。また、今まで仕事や子育てのストレスはお酒で発散していましたが、趣味である音楽鑑賞に精を出そうと思います。
健康であることは、実はかなり難しいです。一度に全てを改善することはできません。無理をしなくてはいけない状況だって、これからもきっとあるでしょう。私が若ければまだしも、もうこれからは老いていく一方ですから。
しかし、その老いすらも楽しめるような人生を送るには、健康であることは何よりも重要です。皆さまも、是非健康診断に行ってみましょう。そして、これからの人生を、自分自身の体と向き合って過ごしていきませんか。
いかがでしたか?今回は、50代の専業主婦チャットレディの方に執筆をお願いしました。えっ?そんなのまだまだ先じゃん・・・そう思っていたら、病気は突然やってくるかも知れません。必要以上に心配しなくても良いですが、自分の身体を知り、労わってあげる事も大事ですので、スタッフと相談して考えながら、計画的に稼いで行きましょう!
ちょこ札幌の事務所スタッフの中には、チャットレディ経験者も多数在籍していますので、何か分からない事や不安な事があれば気軽に相談してくださいね♪