「育児休業中の副業に、チャットレディを考えています…」会社バレ、育児休業給付金等はどうなる？

公開日:[公開]2021.4.30 更新日: [更新]2021.6.20

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こんにちは！ちょこ札幌事務所スタッフです。

チャットレディは、お客様である男性ユーザーと直接会うことがなく、大きな収入を得られる副業として、昨今注目されています。この記事をお読みの方の中は、育児休業中の給付金を受け取っているものの、さらなる報酬を求めて副業を探しており、その過程でチャットレディというお仕事を知ったという女性も、恐らくいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし「育児休業中で給付金は貰っているけど、生活が苦しくて働きたい」「在宅でチャットレディとして働きたいけど、働くと給付金はもらえないかな？」などといったように、育児休業中に働きたいけれど、様々な疑問や不安を持っている人もきっと多いと思います。

結論として、例え育児休業中に副業をしたとしても、給付金を受給することはできますし、もちろんチャットレディのお仕事も同様です。ただし、出勤日数や勤務時間、収入などには一定の制限があります。この記事では、育児休業中にチャットレディとして働く場合について、詳しく解説させて頂きたいと思います。参考にして頂けると嬉しいです。これからチャットレディ業界で働こうと考えている女性は、是非参考にしてみて下さいね。

そもそも育児休業とは？育児休業給付金とは？

そもそも育児休業とは、子を養育する義務のある労働者が、育児・介護休業法に基づき取得することができる休業のことを意味します。そして、この育児休業中、給与が一定以上支払われなくなった場合に、加入している雇用保険から育児休業給付金が支給されます。1歳未満の子を養育する男女労働者が、雇用されている会社に申し出ることにより、子が1歳になるまでの間に、育児のために休業することができる制度なのです。

つまり、この育児休業給付金とは、子育てにより仕事ができなくなる育児休業中に、生活を保障する目的で支給されるお金を意味します。

しかし、この育児休業給付金は、すぐに受け取れるものではありません。育児休業を開始してから、凡そ2か月後から支給が始まります。また、育児休業は、8週間の産後休業の後に取得することができる制度のため、出産日から数えると凡そ4か月後から給付金が支給されます。

給付金は、現在では最長2年まで受け取ることができるようになっています。また、両親が協力して育児休業を取得できるように、「パパ休暇（出産後8週間以内に取得した場合の再取得の特例）」や「パパ・ママ育休プラス（父母共に育児休業を取得する場合、子が1歳2カ月に達するまでの1年間）」などの特例も設けられています。

育児休業給付金を貰える条件は？

では、育児休業給付金が貰える条件とは、一体どのようなものがあるのでしょうか？育児休業給付金を受給することができるのは、育児休業を取得する母親・父親であり、以下の五つの条件を満たす必要があります。

・雇用保険に加入しており、保険料を支払っていること

・育児休業後、退職予定がないこと

・育児休業取得前の2年間の内に、1ヵ月に11日以上働いた月が12か月以上あること

・育児休業中の給与が、育児休業取得前の8割以下であること

・就業している日数が、1支給単位（1ヵ月ごと）期間ごとに10日、または一ヵ月の就労時間が80時間以内であること（ただし、就労した日数・時間は、在職中の事業所以外で就労した分も含まれます）

では、育児休業期間中に就労した場合、育児休業給付を受け取るにはどうすれば良いのでしょうか？

育児休業中のその副業が臨時的・一時的であって、育児休業後も就労をすることが明らかである場合は、上記の支給要件を満たせば支給対象となります。つまり、一ヵ月ごとの就労している日数が10日以下、または10日を超える場合は就労時間が80時間以下である場合は、育児休業給付金を受け取ることができます。そして、チャットレディの報酬と給付金で、育児休業開始前に受け取っていた賃金の8割以内に抑えることが必要になります。

実は、以前は1ヵ月10日以下の就業日数が条件でしたが、2016年10月に育児休業給付金制度が改正されて以降、1ヵ月80時間以内に収めることができれば、日数は関係なくなりました。育児休業給付における育児休業開始日については、産後休業から引き続いて育児休業を取得した女性の場合は、出産日から起算して58日目となります。