会話は「同意すればよい」とは限らない!
チャットで起きた正直者の悲劇
次の話はチャットレディでよく失敗するケースです。
あるチャットで、お客様Aさんと話を始めたチャットレディのBさんでしたが、気づかないうちに大きなミスを犯し、結局うまくいきませんでした。
話題が休日の話にさしかかったときのことです。
Aさん「会社員なので土日しか休みがなく、残業だらけで平日はチャットできなくて、なかなか会いに来れないんだよね。やっぱり、土日にチャットするって難しいかな?」
Bさん「土日は無理ですね。今は週末は飲み会やらお誘いも増えて、忙しいんですよね・・・」
もし、あなたがAさんの立場で「無理ですね」と言われてしまったら、どのように会話を続ければよいか困るはずです。
Bさんは、おそらく自分の意見を正直に述べたつもりでしょうか、Aさんそのものを否定することになってしまったのです。
会話は「相手の意見に同意してから様子を見る」のが基本ですが、このケースでは「土日しかチャットで会いに来れないから、来てくれないかな??」という趣旨の意見を述べているのですから、Bさんの「はい、無理です」は同意ではなく、否定にあたり、マナー違反です。
相手が謙遜していたり、卑下しているときは同意してはいけません。
また、次のようなケースにおいても、相手を否定してしまったことになりますので注意が必要です。
お客様 Cさん(37歳)「僕は相手の年齢はあまり気にならなくて、若い子とか年上の方でもいいと思っているんですが、Dさんはどうなんですか?」
チャットレディ Dさん(22歳)「同年代の方がいいですね。趣味や共通の話題がいっぱいあって話も合わせやすいですから」
言葉の上でDさんは否定してはいませんが、「Cさんとは話が合わせづらい」と言っているわけです。
この場合は少なくとも「同年代の方が話は合って気楽だと思いますが、歳が離れていてもそれはそれで、新しい発見があってお互いに刺激的ですよね」など、歳が離れていることのメリットを示すことで、相手の意見への同意を示すことが大人のマナーといえるでしょう。
会話は正直が善とは限らない、同意すればよいというものではないのです。
チャットレディとして働く上で、しっかり覚えておきたいものですね!
ちょこ札幌の事務所スタッフの中にはチャットレディ経験者も多数在籍していますので、何かわからない事や不安な事あれば気軽に相談してくださいね♪
- 「はい」が相手の意見を否定する場合があります。相手が言っている中身を吟味し、ときには”肯定”を意味する「いいえ」を使うことも大人のマナーです。