パート勤務の先に見る物~珈琲が好きなので~
こんにちは!ちょこ札幌事務所スタッフです。今回は、パート勤務と副業でチャットレディの仕事をしている女の子に、記事を執筆して頂きました。パート勤務の方にも何やら拘りがあるようで、チャットと上手くバランスを取って行きたいようです。本業で目が出るまで、チャットで補う方も沢山いらっしゃると思いますので、共感できる方もいるかと思います。
パートと珈琲
私は、某コーヒーチェーン店にてパート勤務をしている。
ここで働きたいと思ったきっかけは、一体何だっただろうか。ぼんやりと思い返すが、正直壮大な理由は思い浮かばない。しかし、やはり何よりもまず、私が珈琲を好きだということが、何気ない一つのきっかけであったような気がする。
私は、珈琲が好きだ。
朝、昼、そして三時。たまに夜にも。毎日、必ず三杯以上は珈琲を飲んでいるように思う。
毎日珈琲を飲むと言えども、実のところはそんなにこだわりはない。こんなことを言ってしまえば、一部の珈琲好きからは批判を受けそうな気もするが、私は本当にどんな珈琲も好きなのだ。
だが、敢えて言うなれば、どっしりとした重量感を舌に感じるくらいの深煎りであれば、尚良し。しかし、鮮やかでフルーティーな目が覚めるような酸味のあるものも、かなり好きだ。最近の蒸し暑い季節なら、ちょっと濃く煎れて氷をたくさん入れてアイスにするのも良い。砂糖とミルクをたっぷり入れて飲むのも、たまには気分転換になる。さらに言うなれば、ちょっとした腹ごしらえにもなる。
そういったように、珈琲は、私の気紛れに合わせて色々な面を見せてくれる。私の気分によって様々なものに変化してくれる珈琲が、私は好きなのだ。
今やコーヒーは、様々な場所で手軽に購入することができる。コンビニやスーパーに売っている缶コーヒー、ペットボトルコーヒー。お湯に溶かして飲むインスタントコーヒー。
家で飲むには、やはりハンドドリップが一般的だろうか。ドリップ式の中でも、すっきりとした味わいになるペーパーフィルター、まろやかな口当たりになるネルと呼ばれる布製フィルター、さらに珈琲本来の味がより楽しめる金属のフィルターがある。コールドブリューと呼ばれる水出し式は、急激な温度変化がされることなくじっくりと抽出されるため、より味わい深いものが楽しめる。また、ボタンひとつで煎れることができる家庭用コーヒーマシンの技術も発達している。珈琲豆本来の味をダイレクトに楽しめるフレンチプレスも、根強い人気を誇っている。
ちょっと良い喫茶店に行くと楽しめるのが、香りの高い珈琲が楽しめるサイフォン式だ。カウンターで眺めているだけでワクワクとする。また最近では、抽出したエスプレッソにスチームしたミルクを注ぎ込んで描くラテアートを出してくれるカフェも人気だろうか。
コーヒー豆の産地も様々である。コロンビア、ブラジル、ケニア、グアテマラなど、赤道を中心にした南回帰線と北回帰線の間の熱帯地方を指す“コーヒーベルト”と呼ばれる地にて主に栽培されている。産地ごとに味にも特徴があり、最近の珈琲ブームに伴って、日本の市場にも様々な産地から届いたコーヒー豆が出回っている。
私たちは、自分自身の好みの豆で、自分自身の好みに合った煎れ方を探すことができるのだ。
私が珈琲を飲むようになったきっかけは、一体何だっただろうか。初めて飲んだのはいつ頃だっただろうか。中学受験のために夜遅くまで勉強に励んでいる時、眠気覚ましとして母親が出してくれたそれを飲んでいくうちに、徐々にブラックコーヒーを好きになっていったような覚えがある。
しかし、当時コーヒーを飲む小学生は少なかった。
「コーヒー、ブラックで飲めるの?」
「私、コーヒーは砂糖とミルク入れなきゃ飲めない」
そんな同級生が殆どであった。何ともお恥ずかしいことに、「ブラックで飲む自分、カッコいい!」だなんて勘違いしていた頃もあった。鮮明でこそないものの、記憶は薄っすらと残っている。無論早く忘れ去りたいが、恥ずかしい記憶というものは総じて大人になっても忘れないものだ。
私は某コーヒーショップにてパート勤務をしていると言ったが、何ともありがたいことに、常連さんもたくさんいらっしゃる。そんな中で私は、お客様に一杯の珈琲を手渡しする時が、一番価値が生まれる時間なのではと思っている。
「今日の髪型いいね!」
「なんか元気ないけど、大丈夫?」
そんな小さくて優しいコミュニケーションが、たくさん生まれるのだ。普段は気にも留めないような何気ない会話だが、実はそれが何よりも大切なのだと気が付くことができたのは、ほんのつい最近のことである。そういう温かい欠片を拾い集めることで心というものは育まれているのではないだろうか。
コーヒーチェーン店といっても、珈琲だけを売るのではない。売るものは様々だ。店内で飲む珈琲は勿論、店外にテイクアウトする珈琲。また、珈琲以外の飲み物も。珈琲を煎れるための器具。珈琲豆を購入するお客様も当然いらっしゃる。
そうしてお客様からお礼の言葉を掛けて下さると、私は珈琲を通して社会と向き合っていて良かったと思えるのだ。
しかし、珈琲はただの嗜好品だろうという人もいる。珈琲を好まない人とて、当然たくさんいる。生きていく上で必ずしも必要でないと言われるかもしれない。
だが、私にとっては、なくてはならないもの。
珈琲を飲むことで私の一日が始まり、時に活力をくれ、時に慰めてくれる。荒波に攫われて波立って、石をぶつけられてささくれ立った心に、いっときの静寂を齎してくれるのだ。
ここで働くことで、私は知識を得ることができた。それを元に、お客様とのコミュニケーションを深める術も身に付けた。そして、たくさんの笑顔を生むことができた。
ただの珈琲が好きな自分から、ほんの少しでも人間的に成長することができているだろうか。そしてこれからも、成長することができるだろうか。 自問自答を続けながら、そうして今日も私は、美味しい珈琲と笑顔を売るのだ。
いかがでしたか?ちょこのドリンクバーにも珈琲がありますね。この方は、パートから正社員へキャリアアップを目指しているようで、チャットで稼ぎつつ、珈琲マイスターとしての勉強をして、試験に合格したい、との事でした。貴方にも、頑張れる物や、目指せる物、夢のような物は、ありますか?
ちょこ札幌の事務所スタッフの中には、チャットレディ経験者も多数在籍していますので、何か分からない事や不安な事があれば気軽に相談してくださいね♪