【札幌のチャットレディお仕事知恵袋】個人事業主について知ろう
こんにちは!ちょこ札幌事務所スタッフです。
最近、チャットレディのお仕事は、学生さんや主婦の方に人気のお仕事です。
チャットレディのお仕事は、学生さんにとってはアルバイト、主婦の方にとっては副業という認識があると思います。
しかし、チャットレディのお仕事をしている方はみんな個人事業主という扱いになります。
「個人事業主って何?」
「個人事業主は何か特別なことをしなければいけないの?」
と考える方がいると思います。
今回は、個人事業主とは何か、メリットデメリットなどを詳しく解説していきます。
個人事業主とは?
個人事業主とは、法人を設立せずに事業主を営んでいる人のことを指します。
簡単に言えば、会社に勤めるサラリーマンのような働き方ではなく、個人で事業を営んでいる人のことです。
税務署に「開業届」を提出して事業の開始を申請すれば、個人事業主として独立したことになります。
開業届って??
開業届とは、個人事業を開業したことを税務署に届け出る書類のことです。
事業を開始してから1ヶ月以内に提出することが推奨されていますが、提出しないことによる罰則はありません。
ただし、青色申告で確定申告をする場合は提出が必要です。また、銀行口座の開設、クレジットカードの契約、オフィスお賃貸借契約、融資の審査などの際には開業届の控えの提示を求められることもあります。
実際に、開業届は出さなくても大丈夫です。
開業届を出すことは任意です。
しかし、青色申告は開業届と申請書を事前に提出してないと受けられないので、確定申告でちょっとでも税金を浮かせたい人は開業届を出しておくといいでしょう。
開業届は一見出すのが面倒だと感じますが、難しいものではありません。
開業届の書き方
書類は税務署でもらえます。さらに、国税庁のホームページでもダウンロードしてプリントできます。
開業届に記入する必要事項は
・納税地
・氏名
・電話番号
・生年月日
・個人番号
・職業
・屋号
・開業した場所の住所
・所得の種類
・開業日
・事業の概要
事業の概要に関しては、「チャットレディ」と正直に明記せず、「インターネット事業」「インターネット配信業」などぼかした表現がおすすめです。
個人事業主のメリット
<青色申告をすることで、節税できる>
確定申告は、年間48万円以上、副業の場合は20万円以上稼ぐと必要になります。
そこで、確定申告には二種類あり、青色申告と白色申告があります。白色申告は、開業届を出さなくてもできますが、簡易なだけに節税効果はあまりないです。
青色申告は、開業届が必須になり、複式簿記など記帳に手間がかかりますが、白色申告よりは節税効果が高いです。
青色申告のメリットは、30万円未満の仕事に使う固定資産が「減価償却」として一年で一気に経費で落とせる点です。
(減価償却:固定資産の購入費用を使用可能期間にわたって、分割して費用計上する会計処理です。)
<屋号を決められる>
これは、メリットになるかどうかは微妙ですが、好きな屋号で銀行口座を開設できます。
屋号は、個人事業を始めるときの名前であり、法人でいう会社名に当たります。
正直メリットとなるのは青色申告によって節税できるということだけです。
節税効果が得られるチャットレディさんは1割程度です。
年収330万円以上ないと、青色申告は意味がない?
青色申告のメリットを得られる人の条件を2つ紹介します。
① チャットレディのお仕事が1年続いている
一年続いていない場合は、青色申告の対象となる事業所得に当てはまりません。
② 副業チャットレディでお小遣い程度しか稼いでない人
チャットレディとしての報酬が少ないとき、その報酬は「雑所得」となります。
チャットレディのお仕事の報酬が「事業所得」として認められるのは、年収330万円からです。
これは実際に、国税庁の公式サイトにも明記されているわけではありません。
年収330万円の基準は、確定申告時に行う所得税の計算において330万円以上から、税率が20%アップするからです。
よって、年収330万円以上継続定期に稼いでいれば、報酬が「事業所得」として認められるかもしれません。
逆に、年収が330万円より低い方は青色申告をしても、得られる節税効果は数千円から数万円くらいです。
個人事業主のデメリット
チャットレディなどの事業主は社会保険に入れません。
社会保険は、雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金の4つです。
会社に雇用されている場合、健康保険や厚生年金は費用の半分を会社が負担してくれます。しかしチャットレディは雇用形態ではないので、健康保険と厚生年金にも入れないです。
ただ、法人経営のチャットレディ事務所では、条件によって、社会保険に加入できる場合があります。詳しくは、確認してみましょう!
いかがでしたか?
今回は、個人事業主について、開業届や確定申告について、詳しく解説しました。
チャットレディは基本的に個人事業主として扱われます。
開業届と青色申告を提出することで、節税効果を得られるというメリットがあります。これはメリットではありますが、節税効果を得られるのはチャットレディをしている人の中で一部だけです。チャットレディのお仕事を始めた方で、ある程度の「事業所得」とされる報酬を稼ぐ方は、開業届を提出し、確定申告を行い、節税しましょう。
また、ちょこ札幌の事務所スタッフの中には、チャットレディ経験者も多数在籍していますので、何か分からない事や不安な事があれば、何でも気軽に相談してくださいね♪