今年はチャットレディで沢山稼いだ♪・・・扶養の範囲内は大丈夫?
こんにちは!ちょこ札幌事務所スタッフです。
チャットレディは、一般的なアルバイトに比べて高報酬が見込めるため、また、このコロナ禍の中の時期も相まった非接触型のコミュニケーションというメリットから、主婦・学生・OLなどを始め、今女性にとても人気の高い副業になっています。
この記事をお読み下さっている女性の中には、このコロナ禍という状況において、生活費に余裕を求めてお金を稼ぐ手段を探している中で、チャットレディというお仕事を知って働いているという女性も、きっとたくさんいらっしゃるのではないかと思います。そして、確定申告が必要なのかと悩んでいる人も、いらっしゃるのではないでしょうか。
このブログでも、過去に何度か確定申告について取り上げていますが、そこで今回は、副業としてチャットレディ業界で働いている女性たちに向けて、チャットレディとして夫や親の扶養内で働く場合の注意点について、ご紹介させて頂きたいと思います。「チャットレディでいくら稼いだらいいのか分からない」といった方や、また、「稼ぎすぎちゃったかな…?」と悩んでいる女性は、是非参考にしてみて下さいね♪
そもそもチャットレディのお仕事内容とは?
前の記事でもご紹介させて頂きましたが、チャットレディとは、スマートフォンやパソコンのカメラを通じて、リアルタイムで動画・画像・音声・テキストなどを用いて、男性ユーザーとコミュニケーションを主体にしたサービスを提供する女性たちのことを意味します。
・高報酬を期待できる
・女性であれば誰でも働くことができる
・容姿に自身がなくても働くことができる
・時間に縛られず、完全に自由に働くことができる
・報酬が日払い・週払いに対応している
チャットレディのお仕事には、上記のような様々なメリットがあります。男性ユーザーとインターネットを通じて会話をするだけという仕事内容であるチャットレディは、他の風俗などに比べると短い時間で楽に稼げる仕事として、毎日忙しい主婦や勉学に励む学生の間でも人気が急上昇しているアルバイトなのです。
扶養範囲内について ~控除を受けるには、結局いくらまで稼ぐことができるの?~
配偶者控除
納税者に所得税法上の控除対象配偶者がいる場合には、一定の金額の所得控除を受けることができ、これがいわゆる配偶者控除と呼称されているものです。
配偶者に所得があっても、配偶者の年間の合計所得金額が48万円以下であれば、この配偶者控除を受けることができます。この配偶者控除は、扶養に入ることで年金や健康保険などの税金が安くなるといった恩恵を受けることができます。給与のみの場合であれば、103万円となります。
つまり、裏を返せば、合計所得金額が48万円以上を超えてしまうと、扶養から外れてしまうことになるので、確定申告が必要になり、充分に注意が必要です。
この話と良く混合されがちなのが、扶養内に入ることができるか否かの「103万の壁」と言われるものですが、この場合は給与ではないため関係ありません。収入がパートなどの給与のみである場合は、この給与収入が103万円以上になると扶養から外れてしまい、配偶者控除を受けられなくなります。対するチャットレディは、個人事業主になるので、給与ではなく、事業所得という報酬を貰っているということになるのです。
扶養控除
納税者に所得税法上の控除対象扶養親族がいる場合には、一定の金額の所得控除を受けることができ、これがいわゆる扶養控除と呼称されているものです。扶養親族とは、その年末の現況で、凡そ以下の四つの要件に当て嵌まる人のことを指します。
①配偶者以外の親族であること。
②納税者と生計を共にしていること。
③年間の合計所得金額が48万円以下であること。また、給与のみの場合は給与収入が103万円以下であること。
④青色申告者または白色申告者の事業専従者として、その年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと。
また、控除額については、扶養親族の年齢や同居の有無により変化します。控除対象扶養親族(扶養親族のうち、その年12月31日現在の年齢が16歳以上の人)の場合は控除額合計所得金額が48万円以内と規定されています。
子どもが親の扶養から外れるとなると、親は扶養控除という子どもや両親と暮らしている場合に適用されるものがなくなるため、所得税と住民税が上昇します。また、それらの税金が変化することで、親にチャットレディの副業がバレるきっかけにもなりかねません。
また、その他にもアルバイトをしている場合には、チャットレディとしての事業所得が20万円以上になると、確定申告が必要になってきます。
では、例としてアルバイトとチャットレディを掛け持ちしている場合の計算について、見ていきましょう。
①給与所得(他のアルバイトとしての収入) 収入金額48万円-給与所得控除額55万円=給与所得金額0
②雑所得(チャットレディとしての収入) 収入金額23万円-経費0(経費がないと仮定した場合)=雑所得金額23万円
①+②=合計所得金額23万円
つまり、合計所得金額が48万円以下となるので、扶養範囲内になり、この場合は確定申告は不要です!
また、扶養から外れてしまうと、国民年金と国民健康保険、介護保険(40歳以上の場合)の支払いと合わせて、確定申告後は所得税や住民税も必要となってきますので、負担がかなり大きくなってしまいます。
いかがでしたか?ここまでお読み下さり、誠にありがとうございます。今回の記事では、扶養の範囲内に収めることができる金額について、簡単にご紹介させて頂きました。
確定申告が必要か分からないという方は、もう一度給与明細を見直してみて下さい。確定申告の期限は延長されましたが、2021年4月16日とすぐそこにまで迫っています!もしもまだしていないという方は、必ず忘れずに申告するようにしましょう!
ちょこ札幌の事務所スタッフの中には、チャットレディ経験者も多数在籍していますので、何か分からない事や不安な事があれば、何でも気軽に相談して下さいね♪